【保存版】離乳食と大人の食事作りが断然楽になる時短テク12選

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毎日大人の食事と離乳食の用意や片付けに追われ、3回食やおやつが始まって気づいたら1日料理をしていた、なんてことはありませんか?

午前中は散歩に出かけ、料理以外の家事もこなしてなかなかひと休みできる時間がないこともしばしば。少しでも心に余裕を持ってお子さんと過ごしたり、自分の時間を楽しんだりしたいと思うこともあるでしょう。

離乳食や大人の食事の用意にかかる時間は思っているより多いのが現実です。

  • 献立を考える時間
  • 野菜を切る時間
  • 食材を煮る時間
  • 衛生面にも気をつけながら作る

それぞれにかける時間を省くポイントを抑えれば、楽に食事作りをすすめることができますよ。

私は行政の管理栄養士として6年間、公立保育園の献立作りから調理に携わり、園児さんや地域のご家庭からの相談をたくさんお受けしてきました。

現在1歳半の子どもを育てながら働く私から、ママをもっと楽に、笑顔にしたいという思いで時短の方法をお伝えします。

完璧に作らなくても大丈夫。頑張りすぎると続きません。頑張りすぎず、適当にできる方法を知って家族との時間を増やしたり、少しでも心に余裕が持てたりできる生活を送っていきましょう。

離乳食の下準備に使えるテクニック

離乳食の下準備に使えるテクニックは3つです。

  1. 献立のルーティン化でおかずを考える時間を減らす
  2. 野菜は一度に切った方が後が楽
  3. 冷凍した食材をストックしておく

順番にご説明します。

離乳食以外の献立をルーティン化し献立を考える時間を減らす

毎日何を作ろうか考えるのがストレスになっていませんか?

そのようなときには大枠だけでもメニューを決めてしまうとよいです。

  • 朝食は卵か納豆にする
  • 昼は麺類にする
  • 夜は1日おきに肉と魚にする、汁物をつける

ポイントとしてその日のうちにまだ食べていない食材を使うと栄養バランスを整えられます。

野菜は一度に切った方が後が楽

野菜は毎食ごとに切らず、一度にまとめて切ってしまいましょう。例えば人参を半分使うところを、1本切ってしまって残りは冷蔵庫に入れる、などです。2~3本切る余裕があればストックが増えるので、後日すぐに使える量が増えて後が楽になります。

また、まな板や包丁を毎回洗う手間も省くことで時短につながります

冷凍した食材をストックしておく

人参・玉ねぎ・ピーマン・にら・きのこ類などのよく使う野菜は切って冷凍しストックしておきましょう。魚の切り身や肉類も同様です。すぐに料理に使うことができて便利です。

また、冷凍することによって細胞質が壊れるので、加熱で解凍されれば火の通りが早くなるメリットもあります。

市販の冷凍野菜を活用するのもよいですが、製造の段階で添加されるリンは摂りすぎるとカルシウムの吸収を阻害する働きがあるため注意が必要です。

離乳食調理に使えるテクニック

離乳食と大人のおかずを同時調理するときにも時短できるポイントが7つあります。

  1. かぼちゃやさつまいもは皮つきのまま煮てOK
  2. 具だくさん汁物を夕と朝に食べて野菜料理の手間を省く
  3. 炊飯器でおかゆを作るときに野菜も一緒に蒸す
  4. メインのおかずの味付けバリエーション
  5. 缶詰の活用方法
  6. 野菜料理の味付けバリエーション缶詰の活用方法
  7. おやつはレンジ蒸しパンか炊き込みごはんが楽

順番に見ていきましょう。

かぼちゃやさつまいもは皮つきのまま煮ても離乳食に使える

かぼちゃやさつまいもの皮をむいてから料理にとりかかるまでには時間がかかってしまいがちです。

この場合は少し大きめに切って煮てしまいましょう。煮ている間に皮と中身が分離してきて中身だけ取り分けることができるため、離乳食用に作るときでも調理時間を減らすことができます。

具だくさん汁物を夕と朝に食べて離乳食と野菜料理の手間を省く

具だくさんの汁物から取り分ければ離乳食にできます。調理工程もシンプルで、加熱している間に他のことができるため効率的です。多めに作って晩ごはん分を食べたらお鍋にとっておき、翌朝にも回してしまうのがおすすめ。

朝食にはたんぱく源となる食材を加えて煮てしまえば調理の手間や洗い物を減らすことができます。たんぱく源として加える食材は卵や肉類、肉団子、さば水煮缶、ソーセージ、餃子があります。

バリエーションも味噌汁とスープがありますが、スープはコンソメをベースにして味付けを変えることもできます。

  • カレー粉やごま油、オイスターソースを足してアクセントにする
  • 豆乳を加える
  • トマト缶を加える

晩ごはんはコンソメスープにして朝に調味料を足せば味を変えて食べることもできますよ。

炊飯器で離乳食のおかゆを作るときに野菜も一緒に蒸す

離乳食用のごはんやおかゆを炊くときに、野菜を上にのせて一緒に炊いてしまえば一気に作れるので時短になります。1~2食分の野菜離乳食を作るのに便利です。

方法としてはアルミホイルで包んだり、計量カップなどの小さい容器に入れるやり方があります。アルミホイルで包む方法は、ごはんに味が移ることもあるので気を付けてください。

【離乳食完了期と大人料理】メインのおかず味つけバリエーション

和風の味つけはめんつゆを使うのが便利です。さらに他の調味料と組み合わせて味つけもパターン化できます。

  • めんつゆ+マヨネーズ
  • めんつゆ+しょうが
  • めんつゆ+すりごま

洋風の味付けはケチャップやマヨネーズなどを使用していきましょう。

  • マヨネーズ
  • マヨネーズ+ポン酢
  • マヨネーズ+カレー粉
  • マヨネーズ+オイスターソース
  • にんにくチューブ+マヨネーズ
  • ケチャップ+マヨネーズ
  • コンソメ+ケチャップ
  • ケチャップ+カレー粉
  • ケチャップ+中農ソース

自分で味付けが難しいと感じたときには市販の味付けの素やタレの使用が楽です。

離乳食用に味を薄くつけて、取り分けたら大人の分は追加して味をつけられます。

【離乳食完了期と大人料理】野菜料理味つけバリエーション

特に和え物はめんつゆをベースに調味料や食材を足してパターン化できます。

  • めんつゆ+すりごま
  • めんつゆ+のり
  • めんつゆ+かつお節
  • めんつゆ+マヨネーズ
  • めんつゆ+ゆかり
  • めんつゆ+梅干し
  • めんつゆ+レモン汁
  • めんつゆ+ツナ缶

こちらも自分で味つけするのが難しかったり、さらに時短したい方は市販のドレッシングや味つけ調味料を使いましょう。

離乳食完了期から加熱なしでもめんつゆを使用しても大丈夫です。

使えるものは使ってよい意味で手抜きしましょう。

離乳食作りの缶詰活用法

離乳食を作るときにも缶詰めは大活躍です。ささみをほぐしたり、魚の骨を取ったりする必要がないためすぐに使うことができます。ささみ缶やツナ・さば缶は味つけされていない水煮缶を購入しましょう。

クリームコーン缶、トマト缶はつぶすことなく使えるのでママの強い味方。鍋で沸騰するまで加熱して、食べる分だけ分けたら残りは製氷皿に入れて冷凍しておくとよいです。すぐに食事を用意したいときに重宝します。

【離乳食後期~】おやつはレンジ蒸しパンか炊き込みごはんが楽

離乳食後期からおやつを作るならバリエーションが豊富で手軽に作れる蒸しパンか、炊き込みごはんがおすすめです。

蒸しパンはホットケーキミックスと砂糖を混ぜ、牛乳、または豆乳を加えて食材を足してさらに混ぜたらレンジで加熱して作ります。容器は洗う手間を省くなら紙コップやお弁当カップが最適です。レンジの加熱は紙コップなら600wで40秒~、お弁当カップなら600wで20秒~で様子をみてください。ようじや箸をさしても、先端に生の生地がつかなければできあがりです。

加える食材のレパートリーを紹介します。

  • きなこ
  • チーズ
  • スキムミルク(または粉ミルク)
  • レーズン
  • ジャム類
  • 角切りにしたバナナやりんご
  • 野菜ペースト
  • コーン
  • あんこ

炊き込みごはんの場合は好きな具を入れてめんつゆを入れたら和風に、コンソメとケチャップ、またはカレー粉を入れたら洋風になります。

作った煮物を煮汁ごとお米と炊いてしまう方法も楽ですよ。

離乳食を作るときの市販品の取り入れ方

離乳食と大人の料理の時短料理には、市販品の取り入れ方のコツがあります。

コツは2つです。

  1. ベビーフードはためらわず使う
  2. メインのおかずに使えるパウダータイプやフリーズドライ

順を追ってご説明しますね。

市販の離乳食はためらわず使う

離乳食は手作りで作った方がいいと思っていませんか?

食事の手間を省いて心に少しでもゆとりが生まれるのだとしたら、むしろベビーフードを使ってみてください。肉や魚、野菜だけでなく、不足しがちな鉄やカルシウムも摂れるように作られています。

「授乳・離乳の支援ガイド」を出している厚生労働省にも、ベビーフードの利用により食への負担を減らすよう明記されています。

少し意識したいのは肉や魚の量が少なめであること。もし別で作れるなら肉や魚、卵の料理を作る、もしくはレンジで加熱してからベビーフードに加えるとより栄養バランスが整います。納豆をつけるのも手軽でおすすめです。

離乳食のメインおかずに使えるパウダータイプやフリーズドライ

たんぱく源はパウダー状のものやフリーズドライを使うのも便利です。肉や魚は下準備に時間がかかったり、より衛生的に扱う必要があるのでどうしても調理に時間がかかってしまいます。

特にレバーは脂溶性ビタミンであるA、D、E、Kや、鉄が豊富なため意識的に取り入れたい食材ですが、下準備で血抜きの処理があったり、臭みが強くて調理器具に匂いが移ったりするためより大変です。

たんぱく源が少ないベビーフードにパウダーやフリーズドライを加えると、栄養バランスがぐんとよくなります。

まとめ

離乳食の負担はとても大きいものです。ごはんの準備をして片付けるまでには予想以上に時間や手間がかかっています。

抑えておくポイントさえ分かってしまえば、離乳食と大人の料理時間や手間をかなり減らすことができます。自分ができそうなことから一つひとつやってみましょう。

献立は大枠だけでもルーティン化すると考える時間が減らせます。

野菜は切って冷凍、または市販の冷凍野菜をストックしておいたり、缶詰を活用したりしてすぐ食材が使える状態にしておくと便利です。

味つけもパターン化できます。もしくはタレやドレッシングを使用することで味つけを考える時間を減らせます。

離乳食のおやつはレンジ蒸しパンか炊き込みごはんが簡単ですが、市販のおやつでももちろん大丈夫。

ときにはベビーフードもためらわず使ってくださいね。

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